アルゼンチン音楽のライブ
2012年 05月 14日以下、フェイスブックにアップした内容です。
「感動で心が震えたライブ、アルゼンチン音楽を代表するカルロス・アギーレ(P.)とキケ・シネシ(Gt.)。その音楽が流れ始めた途端、一瞬にして何かが心の琴線に触れ、涙が溢れてきた。山、空、森の木々、木漏れ日、川の流れ、鳥のさえずり、太陽の光、透明感、清々しさ、穏やかな気持ち、時の流れ・・・それらが次々に折り重なるように心に畳み掛けて来る。いろんな思いが涙と共に溢れて来て、どうしようもない。・・良かった、立ち見で後ろの方にいるから多分気づかれない。優しいピアノとギターの音色が、会場の白い壁の教会に響き渡り、100人を超える人たち全てに語りかける。5,6曲目でやっと落ち着き、みんなどんな思いで聴いているんだろう・・とふと思った。
最近まで知らなかった世界を今夜初めて知り、もうすっかり抜けられなくなった。立ち見で2時間半・・休憩無し。頭の中真っ白。車が運転できるか心配した。全ての細胞に、音のシャワーを浴びた。
今度の6月のライブでは、アルゼンチンの作品も演奏する予定になっている。行った事のない国の音楽を、どこまでイメージ出来るか・・(ブラジルもそうだけど・・)。1時間でもいいから、その国の空気を吸って、太陽の光や空の色、川の流れ、人々の様子や街の風景を感じてみたい。それが出来ない事がどうしようもなく歯がゆい。でも、今ある、精一杯の感性で演奏するしかない。まだまだ未熟なりに、何かが伝えられたら・・。
この二人の名を教えてくれたカフェ「Dindi」(6月2日のライブの会場です)のシルビアさん、早々と完売だったのに、キャンセル待ちで「立ち見でも良ければ・・」と取り計らってくれた友人のハルミさん、本当にありがとう。こんな素晴らしい世界を知る事が出来て、心から感謝しています。」
・・何だかちょっとカッコつけたエッセイ風になってしまいましたが・・正直な気持ち。アルゼンチンだけでなく、いつものbossa nova(ブラジル)も、オリジナルも、すべてに共通する事だと思います。
ますますシビアになってきました。深く知れば知るほど・・。
だけど、そこがまた魅力的でもあるんですね。自分が変わらないと音楽も変わって来ない。少しづつだけど、果たして変わってきてるかな?
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by akogold
| 2012-05-14 01:08
| ライブ